ニュウマン高輪が問う、東京の本当の豊かさ
- On 2026年4月28日
- In ブログ
3月に高輪ゲートウェイ駅のニュウマン高輪がさらに拡張オープンしたということで、ウズベキスタン大使館の前に見に行ってきました。


隈研吾氏のぐるぐる建築「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」を横目に、高級牛丼などに世の中のトレンドを感じつつ、2つ驚いたことがありました。
1つ目は、ぱっと見で取り放題なのでは?と万引き犯が思ってしまいそうな動線と商品陳列。とても開放的で自由感を感じられる店舗。店舗と共有通行スペースの区別がなく、シームレスにそこを行き来できる設計がされています。
2つ目は、共有スペースである机と椅子の数が多いこと。少し前までは、ベンチすら設置することを拒否していた思想はどこにもありませんでした。この空間がどのように収益に関係するとロジックを立てて関係者を説得させたのか、そもそもそんな論点を持つことがダサくなっているのか?既に学生が勉強する机と椅子として活用され始めていました。
この設計の背景には、物質・経済・精神的な豊かさを感じます。そんなに細かいこと言わなくていいんじゃない?という大人の余裕。
そのうえで、不思議だったのは、ゴミ箱がないこと。この思想のなかで、ここに公共性の代表格であるゴミ箱がないロジックを知りたいと感じました。
ニュウマン高輪のこのチャレンジは、東京の本当の豊かさが測れる空間になっていると思いました。定期的に観察していきたいと思います。
(甲斐)
