
竹中大工工具館の存在意義
- On 2025年7月4日
- In ブログ
知られざるインバウンドスポットとして気になっていた、神戸の「竹中大工工具館」にお邪魔してきました。
あのスーパーゼネコンである竹中工務店さんの私設ミュージアムで、縁の地である神戸に約40年ほど前に開業し、新神戸駅へ移設・リニューアルオープンしたそうです。
その開設の目的は、日本の大工道具と職人技を、後世に伝えること。
例えば木の表面を平らにするカンナは、日本以外の国では押して使うものだったりと、日本の大工文化は独自の発展を遂げているようです。
そういった道具や口伝で伝わった工法をとても分かりやすく、丁寧に展示・説明してくださり、素人でもとても楽しく学ぶことができました。
当日も、ニューヨークからおそらく建築を学んでいるであろう学生が、真剣に工法を学んでおり、そんな光景を見ただけでも、この施設の存在意義を強く感じます。
民間がイニシアチブと資金を使って文化を遺す取り組みは素晴らしいです。
(甲斐)