オランダにアーティストの聖地を作った仕掛け人とお会いしました
- On 2024年4月2日
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以前ご紹介したクレーンホテルの近くに、NDSMという元造船所があります。
ずっと使われていなかった造船所ですが、オランダにはかつて1年以上滞在するとそこに住む権利が与えられるという法律があったこともあり、多くのアーティストがアトリエなどとして使っていたそうです。
その状況下でアムステルダム市が動き、アーティストの拠点として整備するリノベーションを行いました。いまでは、200を超えるアーティストが集っており、世界でもこんな場所は稀有な存在です。
その仕掛け人のEva de Klerkさんにお話を聞くお時間をいただきました。プロジェクトは元々5人で始めましたが、25年経った今はアーティストだけではなく多くの観光事業者を含む企業が集まるエリアとなり、総投資額は3,000万ユーロにのぼるとのこと。
それを推進するのは、ビジョンを語り続けることですか?という質問にたいし、「事業計画」と答えていただいたのが印象的でした。
たしかに、夢だけではなにも動きません。それを論理づけて仲間を増やしていくこと、そこにこそポイントがあるというのは間違いない事実だと再認識しました。
これを遂行したEva de Klerkさんに大きなエネルギーをいただきました。
(甲斐)