
ニセコ視察に行ってきました
- On 2025年4月18日
- In ブログ
インバウンドといえば「ニセコ」というイメージ、ありますよね。
私自身もとても気になっていたのですが、ついに2月中旬にニセコを視察することができました。
そしてニセコ観光の立役者のひとり、ロス・フィンドレーさんにお話を伺うことができました。
まず何よりも語られていたのは、雪質の素晴らしさ。ニセコでは雪がほぼ毎日のように降り、新雪を毎日楽しめるのが大きな魅力とのこと。
山と山に挟まれ、海にも近いという特別な地形が最高の雪を生み出すのだそうです。
私自身、北海道の旭川市出身なので「旭川の雪もいいはず!」と思って聞いてみたところ、やはりニセコが唯一無二なのだとか。
ニセコの発展は以下のようでした。
・最初にニセコのポテンシャルに気づいたのは、1990年代のオーストラリアの旅行会社。
・その後、2001年の9.11テロで欧米への渡航が難しくなったことをきっかけに訪問者が増加。
・2002年には100人、2003年には1000人と、年々インバウンドが加速。
・2005年、富裕層がコンドミニアムを建設し、さらに別の富裕層を呼び込む循環が始まりました。
こうして、富裕層→中間層と波が広がり、今のニセコの姿が形づくられていったとのこと。ようやく今の状況の成り立ちが理解できました。
ちなみに「ニセコ」と一言で言っても、本当に盛り上がっているのは倶知安町の比羅夫エリアだけなんですね。そこだけがまるで異世界のように活気づいていて、コンドミニアムも目を見張る佇まいばかり。
特に比羅夫坂は人でにぎわい、歩いてゲレンデに行ける好立地も魅力的でした。
一方で、ニセコ町の市街地は「ふつうの北海道のまち」という印象。
そのギャップもまた興味深く、比羅夫の特異性をより際立たせていました。
とても刺激的な視察となりました!
(春菜)