
尾道で空き家対策の大先輩に学ぶ
- On 2025年4月15日
- In ブログ
空き家対策を約20年続けられている、広島県尾道市の「NPO法人尾道空き家再生プロジェクト」代表の豊田さんにお話を聞いてきました。
間違いなく、日本における空き家対策の先駆者で数多くの実績もあり、大先輩の背中に学ぶことが非常に多かったです。
長年続けていると、持っている空き家の活用についての相談が多く寄せられ、また空き家に入居したいという相談も多く寄せられ、この組織が尾道の空き家対策において多くの方に必要とされていることを実感しました。
さらに地域コミュニティの醸成にも丁寧に取り組まれており、この日の前日はカラオケ大会。幼児から80代まで多くの年代で賑わったようでした。
宿泊は、「あなごのねどこ」。こちらも古い古民家ですが、とても清潔感があり、居心地が良かったです。古い家は基本汚れていることが多いので、行き届いた清掃に驚きました。
観光地として知名度の高い尾道ですが、20年前は宿泊する方はほとんどおらず宿泊機能としてはビジネスホテルだけだったとのこと。それが、現在は多くのゲストハウスや宿泊施設が作られ、旅行者も多く滞在しています。
外国人観光客で多い国籍は、中国・韓国・台湾の次に、フランスとのこと。小津安二郎さんの映画のロケ地になっていたり、フランスの人々と地域のセンスがマッチングしている結果だと考察されていました。
強力な観光スポットがなくても、総合力で魅力は作れる、そう感じた尾道滞在でした。
(甲斐)