すみだ向島EXPOの余韻
- On 2024年12月17日
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記事化をサボっているうちに、訪れてからはや2ヶ月くらい経ってしまっていましたが、それでも全く色褪せないこの記憶。むしろ寝かせれば寝かせるほど鮮明に蘇ってくるくらいの衝撃があった「すみだ向島EXPO」の様子をお伝えします。
なぜ訪れたかというと、墨田区の向島では私たちと同様に空き家や古家をリノベーションして活用し、現代アーティストたちがこぞって集っているという噂をかねてより聞いていたからです。
ウォーキングガイドツアーに参加したのですが、ツアーガイドのおーちゃんいわく、集まったというよりは類は友を呼んだというのに近い状況のよう。そして実際に街に住む人いわく、日本の一般的な街には馴染めないようなはみ出し者でも溶け込める、居心地の良い街なんだとか。
実際に歩いてみると、確かに、私たちが今まで「リノベーション」だと決め込んでいた概念をまるっきり覆してくるような建物の使い方をしているものが多くあり、建物だって自由でいいんだ、という気持ちになりました。
その一例をお裾分けです。
まず土間を池にリノベーション。家の中に池を渡るための橋がかかっています。
その奥の大きな和室の床には穴が開いていて、中で人が泥を掘っているというアート展示がありました。
同じ建物の2階は天井アート。
屋根裏にもアート。
街の散策に出かけても衝撃の建物づかいの数々でした。まず外観から傾いている家にアーティストが住んでいました。賢いことにハンモックで寝ているそうです。
押入れが青空に。
風呂の魔改造。
空き地で卓球をするおばあちゃん。
雑貨屋さんになぜか開いている穴から、11時に出てくる泥ばばあ。
とにかくカルチャーショックに近い体験をしました。来年も開催されると思いますので、ぜひ足を運んでみてください。
地元の人から「マンモス公園」と呼ばれている、現代ではありえない高さのすべり台を滑る代表の姿で締めくくりたいと思います。
(春菜)